時又保育園

園について

事業の目的

心身ともに健やかに育成されるよう乳児時期の教育・保育を行うほか、保育所保育指針に掲げる目標が達成されるよう教育を行うことを目的とする。

保育理念(事業運営方針)

  • 子ども一人一人を大切にし、保護者からも信頼され、地域からも愛される保育園を目指す。
  • 養護と教育が一体化し、子どもの最善の利益を考慮し、子どもたちにとってふさわしい生活と遊びと学びの場となるよう主体的・対話的な環境を大切にする。
  • 保育の質及び職員の専門性向上のために必要な環境(研修体制)を確保し、組織的に取り組む。

保育方針

子どもの個性を大切にし、豊かな人間性を持った子どもを育てる

学びに向かう心情・意欲・態度は、これから一生、自分が人生の主人公として生きるための原動力となります。大好きな大人に守られながら安心して生活することは自己肯定感を育む上で重要です。
「主体的」とは、子どもが「自分からやりたい」と思えるような学びでなければなりません。自分の興味のあるテーマを探し、自分が学びの主人公になり、集中して遊び込みます。
「対話的」とは、いろんな人と直接対話することで、刺激し合って新しいアイデアを出し合います。理解し合い、信頼関係をつくろうとする意識が働いていきます。
「深い」学びとは、思わず「はは~ん」「そうなんだ」といって、腑に落ちるような学びです。自分の持っていた知識と、新しい情報が頭の中で結びついて「わかった!」と思えた時の喜びは、自分の中に学びを深く定着させます。
子どもたちが、21世紀を生きるために必要な学びの原理を大切にします。


☆ 保育園の特徴
◎自然の雄大さや不思議さ、厳しさを経験する事で生きる力を育みます
 私達の住んでいるこの飯田市の自然を子どもの頃から満喫しながら身体を思いきり動かし、五感をフルに活用し成長していってもらいたいと願っています。
 身近な生き物への興味・関心を持ち観察したり、育てることによって「命の不思議さや美しさ」について理解を深めます。「変化を観察する」「生き物への心遣い」「生き物の命のいとなみ」を学びます。
 植物の多様な色、形、匂い、手触りは「学びの源泉」です。そのもの自体と五感で交流して、きれい、おもしろいと心が動く体験をたくさんできるよう仕掛けます。若葉が芽生え、花が咲き、実がなり、落ち葉になる・・・自然からの贈り物であそびのバリエーションが広がります。



◎おはなしの時間
 ”おはなしの時間”として、図書館司書の先生による読み聞かせの時間を設けています。
 わらべうたから始まり、様々な絵本や紙芝居の読み聞かせを通して、日本語の持つリズムや音の心地よさ、面白さに触れることができます。おはなしの素語り(絵本などを使わず、話者が覚えた話をそのまま語って聴かせること)も行い登場人物や背景を自分自身の頭の中で想像しながら聴く経験をしていきます。
 魅力ある絵本コーナーを作ることで物語の世界をお友達と一緒に楽しんだり、自分の興味・関心に合う本と出会うことによって、一生を通して、本を身近に感じ、親しみ、活用していく第一歩となることを願っています。


◎英語で遊ぼう
 国際的な広い視野を持った子どもを育みます。講師をお呼びして、3歳児~5歳児まで季節や行事に合わせたり、子ども達の興味・関心に合わせて楽しみながら親しんでいきます。教えられた文章や単語を暗記したり、指示を待つのではなく、子どもが自ら考え自分から関わろうとするコミュニケーションの素地を遊びながら育てます。幼児期から英語を楽しむことで、顎の形成ができる前に発音ができるようになっていきます。
 講師による活動ですが、講師がいない時でも日常生活の中でも英語に触れる経験を多く積んでいきます。英語は特別に習わなければならないものではなく、日常生活の中の遊びの一つと考えています。



◎地域の方との交流 (お米、農作物)
 「手」でものを育てる喜びや苦労は幼児期の育ちに重要な役割を担います。当たり前にいただいている「命」について見つめ直すチャンスです。
 地域の方の知恵や工夫を伝承していただくことで、その尊さや思いを子ども一人ひとりが受け継いでいく担い手へと育っていきます。また、地域の方と収穫祭を行うことで、喜びや感謝の気持ちを伝えられる良い機会になります。
 田んぼの生き物 年間2回・・・夏と秋に虫講座

◎異年齢保育
 日常の生活の中で散歩や食事・遊び・行事等を通して異年齢の関わりを大切にします。 0歳から就学前児までが共に生活する場である保育所の環境を活かします。異年齢の関わりの中では、いたわり・思いやり・憧れ・葛藤等の大切な感情が芽生えます。職員は子ども達がお互いに育ち合うことができるお手伝いをすると共に、揺れ動く感情や葛藤をサポートしていきます。
 少子化の時代だからこそ、小さい子と遊んだり、お手伝いする経験が大切になってきます。 
 子どもたちの心を育むうえでとても大切な経験です。

◎食育の推進
   楽しく食べることは、「命」を育むことです。
 乳幼児期の食事は、とても大切です。食材に興味を持ったり、どんな味がするのかを話すこともこの時期の育ちには大きな栄養です。また、発達段階にあった食具の提供は、乳児期の子どもたちにとって“自分で、食べる意欲”を育むうえで大切です。
 気が進まない子に完食を強いると、体は大きくなっても心が瘦せてしまいそうです。「命」をいただくことに感謝をしながら友達と楽しく、安全に食事ができるよう配慮します。
【地産地消】
  南信州の伝統野菜を知り、その食材を調理して食べることによって興味や関心が持てるようになり自分の生まれ育つ地域の良さや豊かさを学びます。(ていざなす…天龍村・鈴ヶ沢うり…阿南町 等)
【全国ご当地メニュー(北海道から沖縄まで)】
 月に1日、日本地図をみながら「今月は、〇〇県だよ。」全国の文化・歴史・ご当地キャラクター・特産物等の話を聞きながら、日本全国のさまざまな都道府県の郷土料理をいただきます。
  例)鹿児島県:呉汁・がね・ふくれ菓子
コロナ禍でも旅行気分が味わえると保護者の方からも好評です。
【食物アレルギーの予防と対策】
 完全除去または解除は、医師・保護者の方からの指示書に従って行います。誤食を防ぐ工夫として、名前付きトレイ、食べられない食材のステッカー、給食職員から担任へ直接手渡しなどの配慮を行なっています。
 食物アレルギーへの対応は、必要とされる子どもの状況や家族のニーズをお聞きして安全・安心な給食を提供しています。心配な事等ありましたら、栄養士や看護師にもご相談ください。

◎情報発信(保育ドキュメンテーション・ホームページ)
「子どもは小さな研究者」です。保育園での生活は、発見や不思議の連続です。“保育ドキュメンテーション”は、イタリアのレッジョ・エミリア市の保育実践から日本に紹介された記録方法です。「子どものエピソードを伝える」という特徴を持っています。その日の印象に残ったことをテーマにします。
 保育園での子どもさんの活動の様子を写真やコメントをつけてお知らせしています。今、どんなブームなのかな?子どもさんの興味・関心をご家庭と共有したいと願っています。各保育室の前に掲示することで、保護者の方にタイムリーで子どもたちの活動の様子をお伝えしています。ご家庭に帰ってからお子さんとの会話も具体的に広がると嬉しいです。







園の保育目標

利用時間・延長保育

認定の保育時間を超えての利用は延長保育となり、別途延長保育料が必要です。

特別保育事業

◎一時預かり保育事業
保育園、認定こども園に入園していない就学前のお子さんを、一時的・緊急的に認定保育所にてお預かりする事業です。
(1)利用対象者…当保育所入所可能年齢
(2)利用時間……当保育所開所時間内
(3)利用方法……利用を希望する施設へ直接お申し込み下さい。
なお、受け入れ枠を超えている場合や、行事・職員体制等によりお預かりできない場合があります。


◎1歳児保育促進事業


◎乳児保育促進事業


◎地域活動事業
(世代間交流事業・未就園児との交流事業・小学校との連携事業・育児講座)

特別保育事業


◎障がい児保育事業

【にじいろ保育…個別・小集団療育】

 誰にでも得意な事、苦手な事、好きな事、嫌いな事があります。一人ひとりの違いを個性と捉え、共に育ち支えあえる環境をつくっていきたいと思っています。
保護者の方、保育園や専門機関と連携しお子さんにとってどのような支援が必要か一緒に考えていこうと思っています。お子さんの発達によって、保護者の方と相談をしたうえで保育園内において、個別・小集団療育「にじいろ保育」を行っています。お気軽にご相談ください。
【ふたばの会・親の会】
 発達が気になるお子さんをおもちのご家庭をサポートしている親の会です。卒園後も参加できます。子どもたちの1番の理解者は、お父さん・お母さんです。お子さんの個性や特性を正しく理解し、適切な支援が行えるよう一緒に学んでいきましょう。先輩お父さん・お母さんからのアドバイスも今後の成長に役立ちます。
 「ふたばの会」の講師(浜松学院大学短期大学教授 志村 浩二先生)を招いて勉強会を定期的に行っています。悩みや不安な事があっても相談することで、心が落ち着き、安心して子育てができるよう導いてくださいます。
 一人で悩まないで、みんなでつながり合って子育てをしていきたいですね。そして、子どもたちの成長を共に喜び合いたいですね。
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